キャロルバンド

日本を代表するロックンローラーといえばキャロルの矢沢永吉だ。その歴史に名を残した名曲『ファンキーモンキーベイビー』は現在も、このオールディーズ業界の定番の一曲である。そして今も尚、全国のキャロルファンは多く、そのコピーバンドの多さにも、根強い人気の凄さが分かる。そんな中で東京は下町、小岩ジョニーエンジェルを中心に活動を続けている数々のキャロルバンドは、キャロル時代の曲だけでなく、矢沢永吉やジョニー大倉がソロになってからの曲や、カバーナンバーも含め、ファンにはたまらない充実のレパートリーでステージをこなす。皮ジャン姿に身を包んだ、究極のキャロルのコピーバンドは本当にキャロルが好きな人にはこの上なく良いバンドであるが、キャロルを知らない世代にも、ロックンロールや音楽好きなら誰でも十分に楽しめる内容になっている。

矢沢永吉さんは僕が東芝EMIで以前、大変お世話になっていた名プロデューサー三宅 彰氏(最近ではあの宇多田ヒカルちゃんを世に送り出した)が、担当して手掛けていた事もあって、三宅氏を通してよく裏話を聞いている。「俺は俺流の音楽しかやらねーぜ!」という顔をしているように見えるが実は日本の音楽チャートの動きを非常に気にしていてロスにある矢沢さんの自宅に毎週三宅氏はテープを編集して届けていたらしい。あれだけの大物になっても常に自らの楽曲制作の為に研究して勉強してるんだと言う。そういった精神も矢沢永吉さんをあそこまで、のしあげた理由の1つにもなっているんだろうが、この日の営業はその『矢沢永吉』ブランドに、大いに感謝しなければならない。彼を好きなお客さんは必ず満足してくれると思うが、永ちゃんファンでなくとも納得してくれると思う。いつもは永ちゃんファン率が多くて一斉にタオルを天井向けて投げ上げるキメも綺麗に決まっているが、とりあえず知らない人でも誰でも、超満員でみんなでタオル上に投げる光景は圧巻。『ルイジアナ!』それっ!!『燃えてくれ!』そりゃ〜!

古くからジョニーエンジェルを中心に活動を続けているバンド『PLUG』は、キャロル時代の曲だけでなく、矢沢やジョニー大倉がソロになってからの曲や、カバーナンバーも含め、ファンにはたまらない充実のレパートリーでステージをこなす。また、COOLSやクレイジーケンバンド、ツイストなどの曲、日本の古いソウルナンバーやインストナンバーまで取り入れ、かなりレパートリーの幅が広い。

横浜を拠点に活動するステルス。リーダーの吉村氏は本家キャロルのギタリスト、内海利勝氏や、ドラマー、ユウ岡崎氏らとの交流も深く、ジョニーエンジェルでも度々、彼らを交えたイベントを行っている。

「ロックンロールに能書きはいらない」矢沢の魂を受け継いだパワフルヴォーカリストJIMMY率いるCAMARO、キャロルだけでなく、矢沢ソロナンバーのみのステージもある。JIMMYは、スタッフもんじろうの義兄である。

jonny小林を中心としたVOX。キャロルナンバーのみならず、最近はP-VOXとして、オールディーズナンバーも取り入れ、一般にも馴染みやすいステージを行っている。ドラムのSarryはオールディーズバンド「モデル」のリードボーカルも務めている。
普段はオールディーズバンドのボーカリストとして活躍するシャボン植木率いるキャロルバンド。シャボンの担当はジョニー。
リーダーでドラムスの大神を中心に不定期でJOHNNY ANGELで活動を続けるキャルルバンド『ルシア』、ジョニー役のRickは男前で女性客に人気があり、MCも面白い。  

’92、現在のこのバンドの前身となるGOLDを結成し、矢沢公認の「東京ナイト」にレギュラー出演、某音楽事務所に所属しライブ活動、その後、メンバーチェンジ等があり、活動を休止していたが、’03/4月より活動を再開した。