カッコイイけど笑えちゃう、ザッツエンターテインメント!

驚異のエンターティナーJUNが送る彼のメインバンド。元々は彼と小岩在住職人ギタリストすぎやんがタッグを組んだ4人バンドに、ソウルフルなヴォーカリスト将大が加わった。メンバーそれぞれがパワフルで、しかも男のみのメンツで構成されたキーボードレスの骨太サウンドはオールディーズやソウルの名曲を、観客のド肝を抜くアレンジで演出。音楽的にも技術的にもこの上ない連中が集まり、更に将大のパーカッションを組入れ、かっこいいバンドサウンドに仕上がっている。一般客はもちろん、音楽に多少ウルサイ、マニアックな人にも満足してもらえる内容になっているが、このバンドの本性はそれではない。

まるで人を楽しませる為に生まれて来たような男、JUN。往年の吉本新喜劇やドリフを思わせる演出や、どんな会場も盛り上げてしまう彼の関西弁でのMC、計算されていない突発的なパフォーマンスの数々は、決して客を裏切る事はない。それはプロとしての意地とか根性ではなく、彼の天性の表現力、生まれながらにして持っているエンターテイナーとしての素質がそうさせるのだ。だからこそ彼に乗せられて周りのメンバーもイキ過ぎるほどに爆走し、観ている者は心からそのエンターテインメントショーを楽しめる。もし、貴方が色々な事に神経質になって凹んでしまったり、なんだかつまらない時、落ち込んだ時などは彼のステージを見に行けばいい。絶対笑顔になれるから。彼らはいつも通り最高のショーを見せてくれる筈だ。